「帰る」 その短い一言からは 何の感情も読み取れなかった。 「歩、待てって!!何も帰ることは ないだろ?なっ?」 必死で止める蓮たちの言葉にも 全く反応しようとしない。 そしてそのまま部屋から出て行った。 「俺、歩見てくる。」 そう言って追いかけていったのは 陸。部屋にはあたしとアミと蓮の 3人だけになった。