*・。ALICE。・*





「帰る」





その短い一言からは





何の感情も読み取れなかった。






「歩、待てって!!何も帰ることは




 ないだろ?なっ?」





必死で止める蓮たちの言葉にも






全く反応しようとしない。







そしてそのまま部屋から出て行った。







「俺、歩見てくる。」






そう言って追いかけていったのは





陸。部屋にはあたしとアミと蓮の





3人だけになった。