「っ諒!……んっ」
琴音の唇に俺の唇を重ねた。
軽く触れるだけのキス。
それだけで、俺は十分だった。
だから、唇を離して
そして強く琴音を抱きしめた。
「諒?」
「ん?」
「大好き」
「…俺も好きだから」
顔を見合わせて、笑いあった。
どちからともなくキスをした。さっきより少しだけながいキス。
唇が離れると体も離れた。
「ねぇ?裕士なんだけど、わざと諒にボール当てたんだって…」
「は?どういうこと?」
「わかんない」
本人に聞いて。そう言って俺のペットボトルを飲んだ。
「まあ、いいじゃない」
「そう…だな。いっか」

