俺が裕士を疑っていると、裕士はたえられなかったのか話を続けた。
「風邪とか大丈夫かよ?今日は体育あるんだぞ?」
「ん〜…、頭痛てぇけど、サッカーだしやるよ。」
サッカーなら絶対休みたくねぇしな。
「諒、裕士ー?1時間目は情報だから移動しよー。」
友達が俺たちを呼んだから椅子から立ち上がって
「今行くー!!」
って返事した。
1組の教室の前を通ると、琴音は隣の席の男子と楽しそうに話していた。
あー……
俺、案外心せまいなぁ…
イライラする。
そんなことを思っていると、琴音が俺の存在に気が付いた。
口パクで
『バイバイ。』
って赤い顔をして笑ったのを見て、俺も無理やり笑顔をつくって手を振った。

