恋しちゃいけないのに…

もう、やだ。こんな恋なんかやめたい。なんで?何で私ばっかり、学校でも、家でも、居場所がない。最悪。
「全部、声に出てますけどー?」
「うわっ!いつから?」
「ずっと!」
いつも、気づかない…
「兄ちゃんだろ?女の人が入ってたけど?」
「言わないで、思い出すから。」
「さーせん」
大貴といると、落ち着く。小さい頃から、いつも一緒だったからかな?
私が、こけたときも大貴がおんぶしてくれたし。
友達にいじめられた時も大貴が、かばってくれた。
階段から落ちそうになったときも、受け止めてくれて、無事だったし。いつも、そばにいてくれた。
でも、いまは大貴のせいでいじめられてるけど。
まぁ、もっと私が可愛く綺麗であったら、こんなことになってなかったんだろうな。
「日葉。」
「ん?」
「あんまり、思い詰めるなよ。日葉が悪い訳じゃない。日葉の苦しむ顔は見たくないから。」
「な、何言ってるの?は、恥ずかしいじゃん。
あっ!昨日、帰ったでしょ!」
急に何?照れるし。なんなの?びっくりした。
「悪い。だって、靴箱見たら靴なかったよ?」
あっ!そうだった。床の隅のほうに置いてたんだった。
「俺も、レインコート持ってたから、いたら一緒に帰ろうと思ってたんだけど。」
「ごめんね。」
「ううん。今日は一緒に帰ろうぜ!」
「わかったよ。」
今日は一人じゃない。よかった。
「お二人さん、仲良しですね。
「ゆーこ!」
白川 結羽子(しらかわ ゆうこ)
わたしの唯一の友達。
「おはよー」