「でもさ、僕ってこう見えて結構欲しがりだから……。 もしかしたら待てなくなって、キミをかきさらってしまうかも」 「いいよ」 いいよ。 そうなったらその時はきっと私の気持ちが新田くんにだけ向いているって事だと思うから。 だから全然いい。 だから、それまでは私のペースでゆっくりこの気持ちを形にしていくんだ。 だって、私たちの音は、今日やっと合わさったばかりだから。 ゆっくりゆっくり。