あなたが居なくなった日。


綺麗な手をヒラヒラと振っている。

『元気だった?』だなんて全く見当違いなことを言っている。

「それは私のセリフだよ?いままで何をしてたの?

どうして急に居なくなったの?明日はどうするの?

どうして何も言ってくれなかったの?

何かあったなら言って欲しかった。相談して欲しかった。

もう会えないのかと思った。居なくなっちゃったって思った。

ずっと……ずっとずっと、心配してたんだから」

一度言葉にしてしまえば止めることはできなかった。

だけど。

捲し立ててはしまったけど、どれも全部私の本心だ。