あなたが居なくなった日。


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午前中の授業はとても捗った。

と言っても人見知り&引っ込み思案な私は手を挙げての発言はできなかったけど、まあそれはいつもの事だし。

それでもノートは完璧だったし。

なんなら先生の雑学をメモしちゃうくらいに(これは自分なりにだけど)積極的に授業を受けれられた。

「じゃじゃーん!」

そしてやってきたお昼休み。

私は見事にまとめられた雑学のメモを楓の目の前に広げる。