新田くんは続けざまに五曲を歌った。 流石に五曲分全部を突っ立ったまま目を閉じて聴いてることはできなくて、私は鞄を置いて椅子に腰掛ける。 その時チラッと見えた新田くんはとても満足げに自信に満ち足りた表情をしていた。