「でさー」 「えー」 とか思っていたらもう廊下からは人の声が聞こえてきて、私は慌てて自席へと移動する。 「そこまで?」 「何が?」 「そこまで人見知る? ってか三咲のそれは人見知りの度を超えてない?」 分かってる。 私にだって自覚はある。 だけど今更これを変えるなんて私には到底無理だ。