「三咲ちゃんの持ってる譜面かぁ。うん、楽しそうではあるね」 ナイス私。 我ながら完璧な提案が出来たと自分を褒める。 「でもそれならまだお昼には早いしご飯はテイクアウト出来るものがいいよねぇ」 「え……?」 思わず否定的な声を漏らしてしまう。 でも無理はないと思うんだ。 だって新田くんが何を言ってるか理解できない。 というか、理解したくない。