あなたが居なくなった日。


ーーー

 ああ。

 考えが至らなかった。

 そりゃそうだよ。

 何がって?

 目の前の光景についてに決まってる。

 学校への最後の直線。

 そこには私が通う学校の学生の集団で溢れていた。

 そりゃそうだ。

 どこの学校だって等しく部活動で青春を送る学生はいる。

 私の通う学校だって例外なはずがない。