『だーかーらー! 俺が好きなのは梨花じゃなくて波奈なんだって!!』 イヤホンをしていても響く、聞き慣れた大きな声。 その瞬間、昼休みのなんとなく浮わついた空気が凍りついたのがわかった。 あー、終わったな、って。 皆の視線が向けられたとき、無理に作った笑顔が更に同情を呼んだようで、その後沢山慰めの言葉をもらった。 今みたいに。