本当は心から感謝しているのだが、テオがこの態度だから素直に礼を言う気にならないのだと、アディはむくれる。
その様子を面白そうに見て、テオは視線をそらした。
「彼女だって、あんなナイフ一本で、衛兵に守られた王太子を本気で殺せるとは思っていなかっただろうし、つかまれば自分がどうなるかもわかっていただろう。それでも、ウィンのために、そうせずにはいられなかったんだ。だから、彼女を幸せにできるのはウィンしかいないし……彼自身もそれをわかっていた。だからきっと、大丈夫だろう」
呟くように言った横顔を、アディはじっと見つめる。
その様子を面白そうに見て、テオは視線をそらした。
「彼女だって、あんなナイフ一本で、衛兵に守られた王太子を本気で殺せるとは思っていなかっただろうし、つかまれば自分がどうなるかもわかっていただろう。それでも、ウィンのために、そうせずにはいられなかったんだ。だから、彼女を幸せにできるのはウィンしかいないし……彼自身もそれをわかっていた。だからきっと、大丈夫だろう」
呟くように言った横顔を、アディはじっと見つめる。



