私には、小さい頃からずっと一緒にいる好きな人がいます。
なにをしても楽しくてもっともっと君といたい気持ちが溢れてくるくらいに好きなんです。私には、あなたしか居ないと思っていました。
私は、今高校2年生。今日は、そんなあなたに伝えようと思います。
まず自己紹介として名前を言いますね。
柏木ひなた(かしわぎ ひなた)
そして私の大好きな人の名前わ。
片霧茜(かたぎり あかね)
自己紹介もこれくらいにしときましょうか。
茜「ひたなー!遅くなってごめんな?」
ひ「いえいえ。大丈夫ですよ?」
茜「そっかー!よかった!で?話ってなんだ???」
ひ「話は、ですね?私たちは、ずっと昔から一緒でしたね。」
茜「その話かよ笑笑 まぁそうだな。幼馴染だしな」
ひ「私は、ずっと言わなかったことがありました」
茜「なんだ?」
ひ「茜。あなたが好きです。」
茜「えっ!!!」
ひ「冗談では、ありませんよ。本気ですわ。」
茜「そか!嬉しい。ありがとな!俺も好きだぞー!」
ひ「では、付き合っていただけるのですか?」
茜「おう!俺も好きだからな!」
ひ「嬉しいです。でも付き合うのならば話さなければなりませんね。」
茜「どうしたんだ?」
ひ「付き合ったとしても時間が限られています」
茜「どうして?」
ひ「そこまでは、言えません。その日が来たら言いますわ。」
茜「そか。俺は、無理に聞かねぇ。話してくれるまで待っとくよ。」
ひ「ありがとうございます」
ーーーー数ヶ月ーーーー
茜「ひーなた!何してんだ?」
ひ「なにもないよ?」
茜「なぁ…この薬なんだよ。」
ひ「?!…すぐ治る病気の薬だよ」
茜「嘘だよな。ひなた…嘘つく時、ちょっと下唇噛んでから話すくせある」
ひ「?!…ごめん。言えないの…何も聞かずに返して…」
茜「…俺は、頼りにならないからか?」
ひ「ちがう!」
茜「ならなんで!俺に言えないんだよ!」
ひ「ごめんなさい…グスッ」
茜「…ごめん…ごめん…もう泣かなくていいから…言わなくていいから…ごめんな…」ナデナデぎゅっ
ひ「ふぅぅ…うぅ…グスッ」
ーひなたー
数ヶ月前と変わったことは、普通の話し方になったこと。前は、誰からにも敬語とゆうのかな?親に教えられたようにその言葉使いをしていた。
でも茜と付き合い出してから結構楽になった。いつも親が使ってる言葉使いをしないとダメだったから…肩の荷が降りた気がする…
でも…茜との時間は、限られてる…あと1ヶ月で終わる。茜と3ヶ月に突入した。茜と一緒におれるのがあと1ヶ月。ってことは、4ヶ月で私は、消えるってことね。早く伝えとけばよかった…後悔ばかりしてるよ…茜…死にたくないよ…好きなのに…離れたくないよ…
ひなたEND
そこから月日も流れた。私たちは、変わらない。どんなことがあっても変わらない。私たちは、いつもゲームしたりと何もない日常をしていた。デートもいいけど…あまり人混みが嫌いな私は、行かないってなってる。最後くらい行きたかったけどね。また頼んでみようかな…
ひ「茜」
茜「ん?」
ひ「あのね…デートしたい/////」
茜「デート?いいけど、ひなた人混み無理だろ?」
ひ「大丈夫…」
茜「大丈夫じゃねぇな…じゃみんなからは、散歩って言われるけど俺たちにしたらデート!ってことで歩きに行こうか!」
ひ「うん!」
数時間歩いた私らは、ちょっと休憩をいれた。
茜は、お友達と連絡してる。
もしかしたら私の病気をゆうのかな?
茜の友達に相談したから。
茜にゆうと怒っちゃうかな?
なーんてね。あれ?ゆうてない?
茜「なんか飲み物いるか?」
ひ「大丈夫!」
よかった言うてなくて…
茜「肌寒くなって…暗くもなってきたし帰るか!」
ひ「うん!」茜「そんか薄かったら風邪ひくぞ?」(茜の上着をひなたに着せた)
ひ「ありがとう…」
ひなたの家の前
茜「今日も楽しかった!またいこな!」
ひ「うん!私も!いくいく!」
茜「じゃまたな」
ひ「うん…またね…あっ茜!」
茜「ん?(振り返り)」ひ「チュッ…忘れ物した」
茜「おま!急に/////」ひ「じゃあおやすみ!」
こんなに幸せな日常が続きました
数ヶ月END
ーーーーーーーーーー本編ーーーーーーーー
茜「おい!お前やっぱり隠してたのかよっ!病気のこと!」
ひ「バレてしまったのか。あーあ。」
茜「あーあ。じゃねぇんだよ!どうして言わないんだよ!お前は、なんで俺を頼らねぇんだよ!俺が頼りになんねぇか?お前は、いつもそうだ…俺に相談もなく…1人で溜め込むんじゃねぇよ!!!」
ひ「ごめんね。頼りにしてたよ。でも言うちゃっいけないと思ったの。言うたら茜と付き合えない。辛い思いさせてごめんね。怒らしてごめんね。」
茜「もう!好きにしろよ!!!」
スタスタスタッ
ひ「ゴホゴホッ…フッもう近づいてるのね。終わりが…」バタンッ
茜「ひなた?おい!ひなた!大丈夫かよ!おい!クソッ!なんで毎回お前を助けらんねぇんだよ…」
ーーーーー病院の病室ーーーーー
茜「おい。ひなた。起きろよ。頼むから起きてくれよ」
ーーーーー数時間前ーーーーー
医「ひなたさんは、もう永くないでしょう。今日は、発作も出ましたし。…ヵ月で最後かと思われます。」
茜「ひなたわ…ひなたは、なんの病気なんですか?」
医「ひなたさんは………」
茜「!?ウソだろ…なんで…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
茜「聞いてねぇぞ…ひなた…お前がもう永くないなんて…なんでだよ……なんで癌ってこと言わなかったんだよ…どうして俺は、お前が死ぬ時も役に立たねぇんだよ…」
ひ「ンッ茜…ごめんね。泣かしちゃって…もう長くないのは、分かってたから…茜?」
茜「なんだ…?」
ひ「今日で終わりにしよう…?」
茜「なんで…?!俺はまだお前が…!」
ひ「お願い…もう帰って……一人にしてほしい」
茜「…?!…分かった…」
ガラガラガラッ
茜「クソっ…!…グスッ」
ひ「ごめんね…ごめんね…グスッグスッ」
ーーーーーーーー1ヶ月後ーーーーーー
ガラガラガラッ
茜「ひなた…」
ひ「茜来てくれたのね…ありがとう…今日話があったの。」
茜「話ってなんだ…?」
ひ「…今までありがとうね。短い間だったけど毎日の幸せをありがとう。楽しかったわ。これで…最後になるけど…私は、今もずっとあなたが好きよ。別れてからもずっと。私から告げたのにごめんね。私は、あなたの事をこれからもずっとずっと好きでいます。私の大好きな君へ……さ……よ……う……な…ら…」
ピーーーッ
茜「?!!おい!ひなた!おい!」
医「ひなたさん?!茜くん離れてて」
ー茜ー
ごめん…ひなた…こんなにも辛くて抱え込んでたのに…くそっ!なんでひなたなんだよ!ひなた…頼むから…誰か…ひなたを救ってくれ…俺の…唯一の希望なんだ!
茜END
ーひなたー
ここわ?どこだろう…私は、いったい…
?「ここは、生と死の間…」
?!あなたは、誰?!
?「私?私は、そうねぇ…女神様みたいなもんよ…あなたは、まだ希望があります。後悔があるのならば生へ…ですが生き返ってもどちらにせよあなたの場合は、死にます…伝えたいことがあるのならば生へ…」
伝えたいこと……茜に…ないわ…もう伝えたから…
?「そう…それが貴方の答えですね?」
えぇ…私の答えだわ…
?「ならあちらに向かって歩きなさい…あなたは、きっと天国に行けるでしょう…」
分かったわ…ありがとう…
ひなたEND
ー茜ー
ひなた…くそっ!ひなた…なんでだよ!俺の返事を聞かずに逝くなんて酷いだろ…頼むから…聞いてくれよ…まだ俺も話してないことがいっぱいあるから…溢れてきてるから…頼むよ…
お礼を言うのは、こっちなのにな…いつも俺を笑顔にさせてくれてありがとうな…楽しかったぜ…でももうお前は、いない…俺の笑顔は、お前と一緒に消えた…お前が聴いたら怒るだろうなぁ…笑ってって…でも無理だ…だってやっぱりお前が好きなんだから…最後まで笑って見届けたかったけど…俺弱ぇからよ…笑って見届けること出来なかった…俺も好きなんだ…俺は、お前がいるだけで助かってたんだ…ありがとう…ありがとう…やっぱりこんな暗かったらダメだよな…そうだよな…俺…お前の分まで生きるから!お前の分も幸せになるから!ちゃんと見ててくれよ…ひなた…好きだったよ…
ありがとう…さよならだ…ひなた
茜END
ーひなたー
ここまで届いたわよ…ありがとう…茜
そうよ!茜は、笑顔じゃなくっちゃ!私の分まで頑張って💪
大好きだったわ。
ありがとう…さよなら…茜