なんて言ったらいいのかとグルグル考えている間に、大きな音が響き空が明るくなる。
「あ、始まった」
彼と共に前を向くと、夜空いっぱいに花火が打ち上がっていく。それは徐々に海面にも広がっていき、夜空と海面に色鮮やかな大輪の花が咲いていく中、私は隣にいる織田くんのことが、気になって仕方なかった。
チラッと横を見ると、彼は目を輝かせて花火に夢中になっている。
勇気を出して送った、たった一言の【会いたい】って四文字の言葉。さんざん悩んで迷ったけれど、思い切って送ってよかった。
私のたった一言で、彼が仕事を頑張れたと聞けて私の方が嬉しいよ。
再び花火へ視線を向けると、不意に握られた手。
びっくりしてすぐ隣を見ると、織田くんは唇の両端を上げて微笑んだ。
「久しぶりに会えて嬉しいんだ。……手だけ繋がせて」
「……っう、ん」
もう織田くんってば。どれだけ私をドキドキさせれば気が済むのだろうか。
会えない間、話したいこと、聞きたいことがたくさんあったはずなのに、こうして手を繋いでいるだけで心が満たされていく。
「あ、始まった」
彼と共に前を向くと、夜空いっぱいに花火が打ち上がっていく。それは徐々に海面にも広がっていき、夜空と海面に色鮮やかな大輪の花が咲いていく中、私は隣にいる織田くんのことが、気になって仕方なかった。
チラッと横を見ると、彼は目を輝かせて花火に夢中になっている。
勇気を出して送った、たった一言の【会いたい】って四文字の言葉。さんざん悩んで迷ったけれど、思い切って送ってよかった。
私のたった一言で、彼が仕事を頑張れたと聞けて私の方が嬉しいよ。
再び花火へ視線を向けると、不意に握られた手。
びっくりしてすぐ隣を見ると、織田くんは唇の両端を上げて微笑んだ。
「久しぶりに会えて嬉しいんだ。……手だけ繋がせて」
「……っう、ん」
もう織田くんってば。どれだけ私をドキドキさせれば気が済むのだろうか。
会えない間、話したいこと、聞きたいことがたくさんあったはずなのに、こうして手を繋いでいるだけで心が満たされていく。