そらいろ


ドン!
(ん!?)

振り向くと逆側から身を乗り出して覗き込んできた。
「かのん!おは★」

「あっ‥南。はぁ。びっくりしたょー。おはよ★」
彼女は私の友達、室井南。
積極的で、楽しいこと大好きで、いつも隣にはだれかいる。

「なにこんな所で突っ立ってるのさぁ。ほら、授業始まるよ!」

「あぁっ(汗)うん、今行く!」

キーンコーン
 カーンコーン

ガラッ。
「ほらー!席着け、席~。授業始まったぞ!!」

やばっ。準備してないのにぃ(泣)
私は、慌てて席に着いた。
「よーし。出席とるぞー。えー‥石川…片桐…小林……氷室、室井…元杉、かのん・・・??おーい。かのんいるかぁ?」

「…います。」
(怒)

「なんだよ。ちゃんと返事してくれ!」
「なんで。」
「はぁ?そりゃぁ、適当に流して、そいつがどっかに閉じ込められてたら困るべ?」

(クラスから笑い声)

どこが面白いんだ‥?
何か…今日止まらない。
「違う。‥なんで私だけ名前で呼ばれんの。」

「そんなこと気にしてるのかぁ?」
‥自分だけだったら、誰だって気にするでしょ。子どもだなって目で見てるし。ムカつく。

「可愛いからじゃん?まっちゃん!南も名前がいいよ~。」
南が見兼ねて、口を挟んできた。<まっちゃん>とは、国語の先生のあだ名。
正也だからまっちゃん。私はこの先生大っ嫌い!理由は言うまでもない。