なにも話さないで家だけが近づいてく。
たわいない話をちょっと語りだしたけど、みなみの涙は止まりそうになかった。

かのん「ね、スーパーよろ!今日あたし夕飯つくるよ☆何が食べたい?」

勢いよく話を切り出したからか、小さな声で返事が返ってきた。

みなみ「やったぁ。かのんの夕飯久しぶりだ!…ありがとうね、気遣ってくれて。」

みなみは一言いって、また下を向いた。

かのん「気にすんなー!私がお節介なのは分かってるでしょ?心配するのも、励ますのも」