みなみ「昨日さ、バイト終わって家帰ったらさぁ…。姉貴と親が口喧嘩!」

かのん「えっ?またお姉さんと親?…今度はどうして?」

みなみ「うん。何か家出てけとかいっててさ…まぁいつものことなんだけど。」

かのん「?!みなみ?…大丈夫??」

みなみ「ごめん、やっぱきつい。自分が帰るといつも家族がけんかしてる…(泣)」

みなみは泣き始めてしまった。
まださわりしか聞いてないけど、南の顔がきつさを見せてた気がした。

それから南と話そうとしたけど、南の涙は止まりそうにもなく、言葉は返って来なかった。

かのん「ねぇ南。今日うちおいで?泊まりなょ?南のお母さんには私が連絡してあげるから★」

南は黙って頷いた。

みなみ「でも、連絡はあたしが入れるから平気。ありがと。」

少し不安だったけど、私も頷いた。

それから何となく頼んだものつまんで、ファミレスを後にした。

チャリは転がして、二人で歩き出した。