そらいろ

屋上の秘密の場所。

ため息尽きながら寝転んだ。




「 すごい‥」

雲が 勢いよく流れていく。

吸い込まれそうな
時間が何日も過ぎてしまう様な‥


止まって欲しい時間は、見上げた空さえ止めてはくれない。
そんな気持ちは言葉にならないまま、ただ、雲を眺めている。

しばらく眺めて、思わず携帯をカバンから出した。
カメラを起動して、レンズを通して空を覗く。

特に変わらない空。

・・・ピロリン。

さっきまで止まりもしなかった雲は、写真の中で止まった。

キンコーンカンコーン‥


あっ。チャイムの音‥。

教室…
行かなきゃなぁ。

でも体が重たい。

今日私は、駐輪場からここに直通。
3階まで階段を昇っているうちに、
何だかどうしようもなく、憂鬱な気分で、頭も痛くて‥。

迷いつつ進んだ足は、気がついたら教室ではなく
ここにいたってわけ。

空を写した携帯には、連絡一つ入っていない。

ほらね。

やっぱり予想通り。
はぁあ。
何か馬鹿みたいに泣けてくる。
きっと何時間経ったって メールはこない。

先生‥。
悪い子でごめんね。

ばさっ‥

再び寝転がった。
考えすぎて頭ぐちゃぐちゃする‥
これなら数学の方が楽だよ。
でも、こんな日はきっと一つも解けないんだ。
解きたい物は沢山あるのに。