………………アメリカに


『…………いつまでいるの?』


『今の所は分からない。でも、3年はかかるだろうな』



……っそんなに?



そしたら……その間……先生には……



『……わかった』


『悪いな、明後日には迎えに行くから
まだやることが残っていて悪いけど渚翔には優望から言っといてくれないか』


『……うん、大丈夫お仕事頑張ってね』



ほんとは行きたくなんてなかった


お母さんとお父さんがいなくなってからずっとお兄ちゃんが私の事面倒見てくれてたしお兄ちゃんのことは大好き


だから、断れなかった

きっと先生と出会ってなかったら迷いなくお兄ちゃんについて行ったと思う



そうできないのは



「遥翔はなんて言ってたんだ?」








先生のことが大好きだから