「優望も俺の事、和翔って呼んでくれないか？」


え、私も？



三宅くんのままじゃダメなのかな


「……か、和翔君？」




三宅くんから呼んで欲しいって言ったのに




「…………っやっぱり三宅のままにして」



顔を真っ赤にしながらそう言ってきた



…………私の周りの人はみんなおかしな人ばかりだよ



「……わかった」


わけがわからなかったけど理由聞いてもきっと教えてくれなさそうだから


ガラッ


「それじゃ、優望また明日な！」



先生が来たのと同時に三宅くんは帰って行った


なんで、先生だって分かったんだろ？



「あ、うんまた明日ね！」




三宅くんが教室を出る時先生が三宅くんを睨んでいた事なんて私は気づいていなかった




三宅くんが何故先生が来たことが分かったのかも