「・・・こいつもお前と同じで、きび団子1つで私の家来になりたがる、

ただの命知らずの変動物だよ。」



「・・フッ。雉の恩返しという事か。
共に戦おうぞ。」


犬と雉が握足をしたところで、
桃太郎がある紙を船の甲板に広げました。


「雉とその鳥仲間達が真夜中を狙って、
鬼ヶ島を上空から偵察してくれていた。

これは、その情報を基に作成した鬼ヶ島のおおよその地図。」


「・・・・まさかこんな物まで用意しているとはな。」


「今から作戦を伝え・・・・・」




「それで!桃の木はどこにあるっすか!」





「!?」
「!?」
「!?」


桃太郎、犬、雉が一斉に驚きの表情を浮かべ、

いつの間にか船に乗り込んでいた猿を見ました。