はぁ?何言ってんだよ。
そうしらばっくれてしまえたら良かったのに…
声にならなかった。
喉を枯らしたときみたいに、つっかえる。
驚きのあまり、目を見開いてしまったし…
「ふふっ図星でしょう?」
美羽の瞳は、得意げに笑っていた。
「陵のことだから、私のことを自由にしてあげなきゃ、とか考えてた?」
やめろ。
「私をナメないでよね」
やめてくれ。
「何年の付き合いだと思ってんの?それくらい分かるよ」
俺に優しくしないでくれ。
そんなこと言われたら、
生きたいと思ってしまうから。
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