タイミング悪く、美羽は眠っていた。 仕方なくベッドの端っこに腰掛ける。 この前は俺がベッド側だったのにな。 まさか、俺が見舞いに来ることになるなんて、思いもしなかったし… すーぅすーぅ、と彼女の寝息だけが耳に届く。 それ以外の雑音がすべて遮断されているみたいに。 美羽のことしか頭にない。 いつでも、俺が好きなのは美羽だけだ。って、 早く伝えたい。