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社長『皆様のさらなる発展とご健勝を願い、乾杯!』
『『カンパーイ!』』
親睦会が始まった。
普段、他部署と交流する機会はないので、
こういう機会がないと同じ会社とはいえ、
話すことはない。
ただ、取引先の方も混じっていることもあり、
どの人が会社の人間かさっぱり分からない。
まぁいいや。
端っこにいよ…
山田『おーい!そんな端でなに気配消してんだよー!』
私「いや、まぁ…どうしようかなぁと悩んでおりました。ははは…」
山田『じゃあ社長に挨拶に行くか!』
私「え!?社長!?いやいやいや…それは遠慮しておきます…」
山田『なんでだよー!こんな機会ないと話せないだろ!』
そういう問題じゃないと思うんだけど、山田くん?
(※※山田さんは上司です※※)
女性『あー!山田さーん!お久しぶりですぅ〜』
山田「おー!久しぶりだなぁ!元気かー?」
山田さんが女性に声をかけられ、
社長の方へ向かっていた足を止める。
あぁ、助かった…
今のうちに逃げるしかない!!
山田『ん?あれ?佐倉どこ行ったー?』
遠くの方で山田さんの声が聞こえる。
けど、
私が足を止めることはないだろう。
私は一目散に会場をあとにした。
私「……ふぅ…」
さすがに帰るわけには行かないし。
とりあえず、時間まで屋上に避難してようかな…
ーーーーーーーーーガチャ、
私「はぁ〜!!良い風…!!」
心地よい風がそよそよと吹き、
緊張していた私の心を解す。
眼下にはイルミネーションのように
キラキラと夜の街を彩っている。
普段屋上には来ないから、こんな素敵な場所が
会社にあるとは知らなかった、、
少し休もう、、
ふ、と目を閉じた。
