「……っ」
嬉しいなんて言葉では足りないと思った。
「良かったら、一緒に暮しませんか?」
その言葉に、胸の奥底から何かが込み上げてきた。
「好きでしょう?俺のこと」
「……うん」
「本当は王子と毎日会いたいとか、可愛いことも思ってるだろ?」
「……思ってる」
「それでいつかは王子と結婚したいって、言えないけど思ってる」
「……うん。思って、」
言いかけた言葉を止めて、その瞳に映る自分を見たら、さっきまで以上に顔が赤くなっていた。
「い、今のは、あの」
「芙美が言えないでいるから、代わりに言ってあげた」
「なっ、私はあの、だから」
「違った?」
いつだって、甘くて優しい人。
「……違わない」
その視線から逃げるように、私は小さく返事をした。
「今すぐはしてあげられないけど、ちゃんとするから待っていてよ」
落ちてきた言葉に、私は心臓が止まるのを感じた。

