「おお!よかったね。」
本当かどうかはわからない。でも、田野君をバカにしたりもしない。だって私は田野君を信じるから。そう決めたから。

「田野君、頑張ってね。」
「はい!先輩も個人競技の方、お互い頑張りましょう!」
もちろん大会なので、男女混合リレーだけでない。私は、100メートルに出る。

「うん。」


じゃあ、またあとで。と私たちはそれぞれの更衣室に向かった。




でも…もちろん何も起こらないはすがなかった。
私たちはすっかり忘れていたのだ。あの三年生たちの存在を。