「ピュウ、ピュウウウ、ピュー」
 おお、鳴いた、鳴いた。
 でも嘴じゃないなあ。
 ふつうに口?
「ひゃあ」
 光った?
 金色の輝き。
 しかも、大きくなる?
 まじ?
 あたしは思わず後ずさる。
 ダッシュで愛馬の後に隠れようとするが。
 すでにとっくに逃げてやがる。
 あいつうう。
「ピャウ」
 え? まじで?
 あたしは思わず目をこすった。
 だって、だってそこにいたのは。
 この目で見てなかったら、とっても信じられないモノだった。