かああああ………と頬に熱を持った。


恥ずかしくて、穴があったら入りたい。


だけど、そう思われても仕方ないこの状況。


好きじゃないわけがない。


わたしはこくん……とうなづいた。


「……こ、こんなこと、もう二度としないから……」


だから、気持ちわるいって思わないで…………


「………いいよ」


二宮くんは、泣きそうになるわたしに一歩近づいて………


「……付き合おうか」

って言った。


「……………え?」


そのときはほんとにほんとに頭が混乱して意味が分からなかったけど………


わたしと二宮くんは、晴れて恋人になることができた。


嬉しくて嬉しくて毎日が楽しくて、視界にうつるものすべてが明るく見えた。


………二ヶ月半。


たったそれだけの短い期間だったけど………

ほんとに幸せだったんだよ、遥斗くん。