ねえ、きみがすき




「黒髪に黒ぶちのメガネをしてる男の子でマスクをしてたから、しっかりとはわからないけど、美形だったのは確実ね。年は多分大学生ってとこかしら」



思い出しているのか、ウキウキとした表情でそう語るお母さん。



黒髪に黒ぶちメガネ?



あたしの会った人とは違う人だ…ってことは、2人で住んでるのかな。



2人で住むなんて贅沢だな~。



だって親子3人で暮らしてても十分広い家なのに、2人なんてもっと広く感じちゃいそう。



まぁ、何人で住んでようとあたしには関係ないことなんだけどね。


だけどそんなにかっこよかったんなら、あたしも見てみたかったなあ。


いや、隣ってことはこれから会う機会はあるかもだよね。


さっきだって偶然にも会ったわけだし。



って、あたしこんなことしてる場合じゃなかった!

早くトイプリのCD聴かなきゃ!



クッキーを乗せたお皿を手に部屋へ戻った。






「やばい…今回の曲特によすぎる~~~!」