ねえ、きみがすき




あっ!違う!確か、一昨日くらいに引越し屋さんが荷物運んでた!


さっきの人が引っ越してきてたんだな~。



そう納得して、家の中に入った。



「ただいまー」


「おかえり、瑚羽。おいしそうなクッキーいただいたから食べていいわよ」


「わーい、やった」


自分の部屋に行く前にリビングを覗くと夜ご飯の用意をしていたお母さんがテーブルの上に乗っている四角い缶を指差した。


それに返事を返したあと、一旦リビングを出て、自分の部屋で部屋着に着替えた。



洗面所で手を洗ったあと、再びリビングに戻る。



「これどうしたの?」


小さめのお皿に何枚かクッキーを乗せながら聞く。



「お隣さんが今日の朝、持ってきてくれたのよ。引っ越しの挨拶で」


「そうなんだ」



ってことはやっぱりさっきの人が持ってきてくれたんだ。