「じゃあ、とにかく切るから。琢磨、担任に連絡よろしく」
「はあ?なんで俺なんだよ」
「仮でも保護者でしょ。ママの代わりをちゃんと務めてよ」
「…知らねえ」
うわ、不機嫌にならないでよ。
「こっちだって昨日のことで疲れてるの。とにかくよろしく」
そう言って、静かに通話を終わらせた。
やった、今日は学校行かなくていいんだ。
寝てられる。
昨日きっちり琢磨達、もと獅龍に片付けてもらった時は、すでに夜中の2時を回っていた。
流石に寝なければと思ったが、次の瞬間勝哉が飲んだものや食べたものをすべて戻し、あたしはその対応に追われることとなった。
あたし以外の全員酒を呑んで泥酔状態。
勝哉とあたしを病院に連れて行ってくれる人は誰もおらず。
仕方なく、勝哉を救急外来に行かせる為にタクシーを呼びながら、吐物の処理方法についてネットでいくつかのページを読みながら理解をした。



