「そろそろ、話さねえか」 どんちゃん騒ぎをして数時間経った。 琢磨の声でシンと、静まり返る。 知っている、あたしもみんなも。 今日ここに集められたのは、ただ遊ぶ為じゃない。 あたしは待ってたんだ、これを。 「昨日、話そうと思ったんだが、寝ちまってな。和佳菜の部屋よりここが安心するから選んだんだ」 「なに?話って」 「あまり、よくない話なんだけど」 どうやら昌さんも知っているらしい。 数年ぶりの再会。(といっても、すでに昨日会ってるんだけど) 楽しい時間で終わるわけではないらしい。