「でも、止めるべきだったね。和佳菜ちゃん、後輩に絡まれたんでしょ?」
「あれは、…あたしから突っ込んで行ったから、あたしが悪い」
なにも見ていないふりをすればよかったんだ。
でも、出来なかった。
同じ目にあったとき、あたしの周りの人はたくさん助けてくれたから。
それにたくさんの感謝を言い切れないほど思ったから。
そして、見ていないフリをした人間に身を切られるような痛みを与えられたから。
だからなんだと思う。
こんなロボットでも。
助けずにはいられないと、動いたのは。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…