まだだれの気持ちも理解なんてできないけれども。 琢磨がいいって言う。 ママもあたしも信頼している琢磨が、良いって言っている。 ならば少し、信じてみようじゃないか。 もう少し知ってもいいかもしれない。 どうせ、関わらざるおえないのだし。 そうやって未来に想いを馳せながら、空を見上げた。 黒く塗りつぶされたような人のこころとは裏腹に、星が煌々と輝いていた。