「だけど和佳菜。ママの立場も分かって?ママ、今度ロンドンにどうしても戻らなきゃいけない仕事が来ちゃったのよ。日本に住まなくていいのなら、ロンドンに帰る?」
ロンドン…。
「嫌よ!どうせまた馬鹿にされるだけだわ」
あたしは、アメリカで生まれて、6歳までアメリカで育った。
が故に、アメリカ英語か自然と出てしまうのだ。
だから、ロンドンに行った時は最初は微妙な違いに悩んで、アメリカ人!って馬鹿にもされたから、あまり行きたくない国。
「じゃあ、どうするの。…ママは、和佳菜の人生だから自由にさせたいと思ってきたわ。だけど、それで2度も和佳菜が壊れてる。…3度目はないのよ」
「もう大丈夫だから」
「前も大丈夫って言ったわ!でも、大丈夫じゃなかったじゃない!」



