馬鹿だって。
分かってる、分かっているんだよ。
だけどどうしても、好きはあたしの意識の中に残り続けたんだ。
何ヶ月経ったって消えることのなかった心の中の想いは、貴方に愛されることで満たされた。
貴方に愛されることで、あたしは自分が存在していいと思えた。
大丈夫ですか、立てますか。
そんな婦警さんの声が耳から抜けていく。
ただ、あたしは苦しくて、つらくて。
泣きたいだけ。
1人にして、泣けるだけ泣かせて。
側に誰もいないで。
お願いだから。
もうあたしに誰も構わないで。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…