[だけどそのマーク様と最近夜しか会えていない。……貴女様がマーク様を愛しているのなら、もう少し寂しそうな顔をするのではありませんかね]
[私を寂しくさせていないのは、セブさんがいるからよ。なあに?マークに私を疑えって言われているの?]
[そんなわけでは……]
[じゃあ貴方が怪しいと思っているのね。…なんだか悲しいわ。セブさんは、私に心を許してくれているのだと思っていたのに]
[……わたくしは、一生マーク様について行くと決めていますので]
[そう。………今日はもう帰りましょうか]
そういうと、セブは車を呼びつけ、乗る準備を進めてくれた。



