「…お祖父様。本日、スタースプロジェクトの会長様もいらっしゃっておられるのですか?」
「ああ、スタースプロジェクトは会長と社長と秘書の方を招待したが」
「何故呼んだの…!」
あたしはあの人が、嫌いで、憎たらしくて。
顔を見ることさえしたくないというのに。
「っ…………!」
「どうかしたのか?」
あ、今……。
「今日は、…帰ります」
「お前が心配しているようなことはもう起こらないぞ」
逃げなければ。
顔を見られただけの話。
今離れれば…。
「水島様。お招きいただき感謝致します」
死の宣告を、受けた気がした。