蒼の花と荒れる野獣


「それはよろしくありません。うちの者を何人かつかせましょう」

「いいえ。わたくしがこのようになることを望んだの。SPは彼1人で十分よ。あまり多くの人が周りにいるのが好きではなくて」

というか、基本的に自分の身は自分で守れる。

護衛などそうそう要らない。

「…ですが」

「じゃあ、何かあったときによろしく頼む。これでいいかしら」

しばらく悩んだ支配人は。

「……分かりました。では楽しんでくださいませ」


そういうと、道を開けてくれた。

「他にもVIPはたくさん来るのに、どうしてあたしにこんなに気を使うのかしら」

「和佳菜を1番丁寧に扱うように、お祖父様から指示が出てんだよ」

「…阿呆らし」

「和佳菜!……様」

「…行きましょう?琢磨」



そう…琢磨に、妖艶に微笑んで見せた。