「ひどい熱じゃない。どうしたのよ!」

どうしたと言われても、それは身に覚えのない事。

あたしの体なのに、分からなかった。

ただ、なんだか頭が熱くて痛くなっている気がして…。

「ワカナ!平気じゃないでしょう?ワカナ!」

Juliaの声が遠くで聞こえたのが最後。



あたしは意識を失った。