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「……ほう、それでトップに今日やって来い。って言われて、来たと」
「そうです……」
「ふうん、ありがとう」
「じゃあ、俺は…?」
希望を持った目なんかして。
羨ましいねえ。
あたしはそんなことできない。
「それは仁に委ねる」
「そんなっ!」
「このグループのリーダーは仁よ。決めるのはあたしじゃない」
そういうと仁にそっと目配せした。
あたしのやることは終わりだ、後の処理はメンバーでないあたしは出来ない。
「これからじっくりと話を聞かせてもらう」
それから仁は携帯を開くと誰かとなにやらやりとりをしてから切ると、ここで待てとバイク男に言った。
かなりの衝撃を受けたのか、バイク男がバイクに乗ったまま動くことはなかった。
ただ首を縦に力なく振ると、目を閉じた。



