「…だから、関わるんじゃねえよ。いいな」
そう言って頭を撫でてくれたけど。
その人の不安そうな目にあたしまで不安になってしまった。
「何もしないから」
「関わって来ようとしたら助けを求めろ」
「うん、分かった」
逃げるよ、貴方の重りにならないように。
あたしはここで居場所を見つけられているのだろうか。
下っ端君たちとは仲良くなれたけど、相変わらず自由なもう1人の幹部さんには会えないし、相楽さんには嫌われてるし。
この無口な仁にだって何を思われているかも正直なところ分からない。
琢磨たちは陰からあたしのことを見守っていると昌さんには言われているけど、視線も感じないあたりだらけているのだろうと思う。
「……和佳菜?」
いつまでも帰ろうとしないあたしを心配したのだろう。
仁が傍に来てくれた。
その瞬間。



