蒼の花と荒れる野獣



この人、いつだったかあたしの家に押しかけてきたんだよね。

ヤマンバメイクで追い返したけど。

あたし、本当にあの時怖かったのだから。

なんてとても文句を言いたいけど、あの時の人はミオにという別人だからあたしは文句を言えない。

無性に腹立たしい!

「南じゃなくてみーちゃんって呼んでよ。てか、敬語もなしね。同い年だし」

「同い年?」

ごめんなさい、全然そんな風に見えません。

「知らなかったの?」

「ふたつくらい歳上だと思ってました」

「ええ、酷いなあ」

「じゃなくて、そうじゃなくて。…なんでいるんですか?」

「車でここの前通ったらお姫様居たから話しかけてみただけだよー」

平然と言ってのけるこの男。


…少しばかり仕返しをしてもいいよね?