「じゃあ、昨日そこに席用意したから座ってくれ。…あれだ、佐久間の隣だ」
佐久間って、流梨花じゃない。
「まっちゃん!あたし佐久間って呼ばれるの嫌なんですけどー。流梨花っていう名前があるんです〜」
「はいはい。なんでもいいから、高岡、そこ座って。佐久間、色々と教えてやれ」
「…はーい」
面倒くさいとでも言うような返事をした、流梨花は高岡と反対側に顔を向けた。
「はい、じゃあ今日の連絡は……」
まあ、あたしには関係のないことか。
そう言って、外を見つめると。
あ、お空を元気にするの忘れてた!
でも、いっか。
なんだかんだで、今太陽さんが照ってるから。
その太陽に向かってニコって笑った。
でも、本当にあのひと。
どこかで見たことがあるような気がする。
どこだっけ……?
「…水島。お前は随分と余裕そうじゃないか。最初に問題に答えてもらうぞ」