「ロボットちゃん、電話終わったよ。行こうか」
気がつくと村上さんがそういって手招きをしているのが分かった。
相楽さんに至ってはもう数歩先を歩いている。
「あの、あたしロボットちゃんって名前じゃないんですけど」
「んー…でも、ロボットみたいにカタコトで喋ってるからそう思っちゃったんだよね」
カタコトって、それは日本人だけど日本生まれじゃないし、育った環境も日本の子たちとは違うから。
「それでもあたしの名前は水島です。呼ぶなら名字で呼んでください」
「わかったわかったカタコトちゃん」
「絶対にわかっていませんよね?」
そんな話をしていたらいつの間にか、バイクが目の前に見えた。



