蒼の花と荒れる野獣



「わかった、そちらに向かうわ」

すんなりと話を受けてしまうあたしがいる。

『あ、そうだ。相楽に代わってくれ』

そう言われたので耳元から電話を離した。

「終わったかな?」

「ええ、貴方に代わってくれって」

そう言って、相楽さんに手渡した。

なにやら綾が指示を出していたようで相楽さんや村上さんは、なにやら真剣な面持ちで会話していた。

聞いてはいけない内容なのだと勝手にし、意識して、気持ちを空に向けた。

「お空はいつも綺麗ね。…あたしはいつも綺麗になんかなれないわ。今だって、どうしたらいいのか分からないの」

琢磨との約束の期間は、2週間。

「彼らをちゃんと見極められるかしら」

不安で仕方ない。

それでもあたしはここにきてしまった。

もう、仕方のないことだ。

運命は変えられない。