僕は、高校2年生で、サッカー部に所属しており、高校2年生の冬練習試合で相手のプレイヤーとぶつかり怪我負ってしまった。骨折と筋肉離れを繰り返している為、前のようにできるか分からない。来年のインターハイにでれないかもしれない手術に失敗する可能生が高い、大好きなサッカーがもう出来なくなると落ち込んでいる。
しかも、1週間後には、手術がある
どうせなら、もうサッカーが出来なくなるなら足なんか要らない。歩けなくていい。
そう思いながら松葉杖をついて歩いてると
バンッ!!
誰がにあった衝撃で僕は倒れてしまった。
「あ、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
と、同い年くらいの少女が手を差しのべていた。
僕は、「大丈夫です。ちゃんと、前向いていなかったのですみませんでした。」
と言うと、少女は会釈をして病院をでていった。次の日僕が病室で退屈そうに、外を眺めていると、看護師さんが僕に
「今日は、新しくこの病室に入院する子が入ってくるから、仲良くして上げてね。」
と言って、病室を出ていった。この病室には、最大4人まで入院できるが、今は僕しか居ない。正直、僕は自分の足の事が心配で、誰が来ようが興味ない。
僕は、カーテンシャッターを閉めて、寝る事にした。
コンコン
ガラガラ
看護師さんが、病室の説明などをしているのがうっすら聞こえた。どうやら、新しく入院してきた人が来たらしい。看護師さんが、しばらくすると退室したので、一応挨拶挨拶をしようとして、カーテンシャッターを開けると向かい側のベッドに昨日ぶつかった少女が居た。少女も僕に気づいて、びっくりしていた。
僕は、「あの、昨日ぶりですね。僕は、早田琉太と申します。あの、名前は?」
と聞くと、少女は、
「私は、木島百合花と言います。高校2年生です」
と言った。
「あ、僕も高校2年生です。タメだ!百合花ちゃんってよんででいいかな?」
「うん。いいよ。琉太君って呼ぶね!」
と微笑んでくれた。僕はその笑顔にどきってした。
「僕は、足が怪我して入院しているんだけど、君は?」
「私は、たいした病気じゃないよ。すぐ退院しちゃうけど、少しの間だけどよろしくね。」
その時の百合花ちゃんの表情は、何故か悲しそうだった。