沢山笑ってた。 彼の腕に自分の体を密着させ 目を閉じて幸せを噛み締める。 顔なんて、名前なんてどうでも良い この人は私の大好きな恋人で 私は今すごく幸せ。 ただそれだけで満足だった。 ピピピ・・・ピピピ・・・ うるさいな・・・なんの音? 閉じていた目を開くと・・・ ────── 私はベッドの上で、見慣れた天井が目に入ってきた うるさく鳴り響く携帯のアラーム。 うそだ。 嘘だ嘘だ!!