『ここに来るのも久しぶりだな』

正宗「そうだな」

『軽めにやるか』

俺と正宗は思い出のテニスコートにやって来た。
そこで二時間打ち合った。

正宗「瑠華、亜美に大会のこと言ったのか?」

『言ってない、今の俺を亜美に見せるわけにはいかない』

正宗「そろそろ覚悟決めないとな、亜美に馬鹿にされる、
瑠華、悪かったな亜美を取ったりなんかして」

『もう過去のことだ、それより、明日の椿ヶ丘戦、
暁斗だけには負けたくない』

正宗「俺も同じだ、俺も亜美には言ってない、
全国をかけた決勝、亜美を呼ぼうと思う」

『考える事は一緒なんだな』

正宗「亜美に見せるからには、あのときのようにダブルスで
挑みたい」

『決勝のオーダーの時、部長に言えばいい』

正宗「冷えないうちに、会えるか」

『そうだな』

荷物を片付けて、帰宅した。